「ぜ、絶対、千輝くんは忘れてると思ってた……!」 「覚えてるに決まってる。遥乃こそ、覚えてた?」 「当たり前だよ……!忘れるわけない……っ」 「じゃあ、さ。もう一回、約束しよう。新しく、約束」 「てか泣くなよ」と君はつぶやいて、もう一度私の目から溢れる涙を拭えば。 ちょっとだけ恥ずかしそうに目を伏せてから、柔らかい表情のまま口を開いた。 「高校も大学も卒業して、就職して……社会人として落ち着いたら、結婚しよう」