甘く、溶ける、君に。




「そういえば、昔もあったな、こういうの」


「昔?」


「うん。今とは逆だけど、昔、遥乃が風邪引いた時こうやって看病したなって思い出した」



不意に思い出したように言うから聞いてみると、こんな返答。


昔の、千輝くんとのキラキラした思い出を引っ張り出してみる。


小さい頃は、親が仕事でいないことも多くていつも千輝くんと一緒にいて、風邪を引いた時もみてくれてたのは千輝くんだった。

引っ張り出すと、思い出される。いろいろと蘇ってくる。



そうだった、あの頃からずっと私は千輝くんのことが好きで、支えられてたなあって。



私の人生に不可欠な人。今も昔も。

ずっとずっと変わらなくて、私だって千輝くん以外考えられない。