甘く、溶ける、君に。




きっぱりとそう言い切った。


きみに想いを伝えたい。いつになるかはわからないし自分がついた嘘のせいでこんなふうに誤解されかけているけど、ここだけは否定したかった。




「ごめんね、電話出れなくて。反省した」



「や、電話なんてどーでもいい。遥乃の好きな奴があいつじゃないってわかって安心してる。あいつじゃ勝ち目ないし、俺」



「田邊じゃないけど、きっと強敵だよ、」



「いいよ。一生かかっててでも遥乃のこと振り向かせるし」



千輝くんの言葉ひとつで、私はまた顔が熱くなる。



じゃあ私は一生かけて千輝くんに似合う女の子になるよ。


ていうか、千輝くんに敵なんていないんだけどね。千輝くん自身が強敵すぎるだけだよ。