甘く、溶ける、君に。


はやく、と言わんばかりの千輝くん。


私、善意で千輝くんの看病してるんだよ。



千輝くんのばか!知らない!ってここを出ていくこともできるけど、

私にそんな選択肢はないし千輝くんには早く元気になってほしいし、きっと彼は全部わかった上で言ってる。



さっきは弱くて、ちょっとだけ千輝くんが小さく見えたのにもう今は主導権を握られていて、私じゃ敵わない。



弱さと余裕さを交互に見せるなんて、

再会するまでの間どれだけ罪深い男になっちゃったの。



優しくてかっこよかった幼なじみが、それに加えてずるさを備えてるなんて太刀打ちできない、私なんかじゃ。