「まだ熱いから、気を付けて食べてね」
おかゆの入ったどんぶりからは湯気が立っていて、熱いのは見たらわかる。
もうちょっと冷めてからの方がいいか、と考えて私はそう口にしたんだけど。
それに対する千輝くんの答えは想像もしていないものだった。
「……食べさせてよ、遥乃が」
「……え、」
しんどくて辛そうなのに、どこか楽しそうな声色と表情になった千輝くん。
私を試すかのようにして、さっき打ち勝ったドキドキは一瞬で引き戻されて多分私の顔はすぐに赤くなった。熱が一気に顔に集まるのがわかる。
わかりやすく、顔に出過ぎる。これも千輝くんと再会してからだよ。



