甘く、溶ける、君に。








「……寝てる」




隣の私の部屋から食材とかいろいろ持ってくると、千輝くんは苦しそうな顔をしながらも寝ることはできたみたいで一安心。おでこに冷えピタを貼らせてもらった。



本当に体調が悪いんだなと改めて認識して、千輝くんが寝ている間に一旦この状況を……風邪を引いているとはいえ千輝くんの部屋で二人きり、私がドキドキなんかしちゃうこの状況を整理して落ち着かせる。



相手は病人、いつも通り、相手のことなんてどーでもいいモードの遥乃を思い出して……!



千輝くんの部屋のキッチンを借りておかゆを作りながら、心の中で唱える。