ドアを開けると同時、私に倒れこんできて、私は支えることで精一杯で。
体が触れ合って、千輝くんの熱をさらに感じてこんな状態で立たせてしまったことに申し訳なさを感じて脳内でひとり反省会。
千輝くんのこと、受け止められたのはいいんだけど私に千輝くんを抱えてベッドまで連れて行く腕力はない。
「ごめんね、千輝くん。支えるから、歩ける……?」
「ん、悪い……」
横から私を覗くようにした千輝くんと目が合って、視線が絡まって、熱のせいかふわりとしていてどこか危うさを含んでいて。
さっき吹っ飛んだはずの煩悩はまたすぐ復活していて、
無防備で熱っぽさある視線にドキドキいって心臓が止まらない。
私に体重を預けながらも自分で立ってくれている千輝くん。
迷わず私は靴を脱いで、千輝くんの部屋に踏み入れる。



