甘く、溶ける、君に。



「俺のこと意識しまくって調子狂ってる遥乃もかわいーけど……やっぱいつもの遥乃が一番かわいーな」


「ま、またそんなこと言って……!」



ホイップとイチゴの甘さは、すぐに田邊の甘さに溶かされる。


甘すぎるそのセリフ、イチゴの甘酸っぱさなんてなくて甘さ100%だ。


普段なら流していた言葉も今はもう心臓がバクバク鳴り止まない。



「本当のことだし。ずっと思ってた、遥乃、食べてる時が一番幸せそう」


「な、それ食いしん坊ってこと……!?」



普通に反応できたのは、ちょっとだけペースが戻ったからだろうか。


田邊は相変わらずで、私はパフェを盾にするようにして直視しないようにする。



「ちげーよ、"誰かと食べる"ことが幸せでしょ? わかってるよ、遥乃が寂しいのは」



「……え、」