あの頃からあなただけが好きでした


 大学なんていう次のステージに進むマリオンの
邪魔はしたくないが、大学の寮に入ったら。
 大学の外にはなかなか出てこないだろう。

 彼女が知らない奴等と親しくなる前に、もっと
もっと確実なもんが俺には必要なんだよ!


 ……と、言いたいのを飲み込む。
 マリオンに対しては焦らないことに決めていた。

 キーナンとジュリアがはっきりしてからでないと彼女が家と俺の板挟みになるだろう、と思っていたから。
 進学希望を聞いてしまったからには受験が終わるまでは、それに集中するべきだと思うし。



「わかりました、やはり合格してから考えても
遅くないんですよね?」

「合格通知貰ったら、直ぐに探せばいい。
 卒業してからなんかじゃいい物件はなくなる
から、その前に保護者と来たらいいよ」


 店員はマリオンに『保護者と』の箇所を強調してアドバイスをした。


 俺が悪さをしないように?