あの頃からあなただけが好きでした


 これは一体何なの?
 クレアの恋人の母親からのマリオンへの熱烈ラブコール?
 父親の方は、特に何も言わないが、何度も頷いてマリオンを見つめている。
 すると、カーティスなる尻軽男が母親の肩に触れた。


「母さん、マリオンが驚いているから。
 まだ何も話せていないんだ」


 何をマリオンに話せていない、って?
 私は傍らのマリオンを見た。


「ようこそおいでくださいました。
 本日は感謝を込めてお招きさせていただきました。
 立食形式のパーティーですので、どうか当店の料理と飲み物、雰囲気をお楽しみください」


 マリオンの初恋の男は、彼女には何も話さず、 私に説明した。
 私達の後ろにもゲストは続々と控えて居たのでその場にとどまることはせず、中へと進む。



 マリオンに聞きたいことはある。
 今のやり取りは何なのだ。

 振り返ると、尻軽男はこっちを。
 マリオンの後姿をずっと見ている。
 
 その様子に胸がざわつく。