あの頃からあなただけが好きでした


 妥当に考えて、この方達がクレアの恋人と。
 そのご両親の筈なんだけれど?

 どうしてクレアと彼女のご両親はここでゲストを迎えないの?



「本日はおめでとうございます。
 トリシア・ボルトンと申します。
 私達、クレアの大学時代の友人で。
 彼女からお招きいただきました」

「おめでとうございます。
 同じくクレアの大学時代の友人です。
 マリオン・オーブリーと申します」


 私に続きマリオンが挨拶をすると。
 目の前のご婦人が、急に感に堪えないご様子で口許を押さえた。


「まあまあ、ようこそ!
 オーブリー様、やっとお会いできましたわ。
 カーティスがなかなか貴女のお名前を言わないものだから。
 今日はお友達の方も、どうぞ最後までいらしてね。
 マリオンさんとお呼びしてもいいかしら?
 パーティーの後、ゆっくりお話をしたいの」