「あみぽん、ご飯食べよーん」


「おい一葉、そこ俺の席」


「うるさいなぁ、旺太は床にでも座っててよ」


「ちょお!一葉てめえそれ俺が買ってきたパン…!」


「双子なんだから全部共有資産でしょ」


「ジャ○アンか?お前はジャ○アンなのか!?」




なんて昼食を奪われて半泣きのヤノくん。




「ヤノくん、もしよかったらこれ食べて。私ふたつ買ったから」




一ノ瀬くんは、私と一葉ちゃんが似たもの同士だから〜とか言ってたけどそれはあなたのほうじゃないか…?


あまりにも可愛そうになって2つある購買のパンを1つヤノくんにあげた。




「女神様…!!!」


「金払えよヤノ」


「うっせえ旺太!感動のシーン邪魔すんな!!」




こうして、私の周りはずいぶんと…

ううん、かなり賑やかになったのだった。




……まぁ、楽しいからいいけどね。