「はぁ…」





一ノ瀬くんのアルバイト先は喫茶店の居酒屋の2段構えの飲食店。



日中はレトロな喫茶店で、夜はちょっとオシャレな居酒屋になるんだって。


連日大混雑で、しかも先輩が1人辞めてしまったらしく一ノ瀬くんもたくさんシフトに駆り出されるようになってしまった。




寂しい、なんて言えない。


学校に来てもあくびばかり、休みの日に少しおうちにお邪魔しても眠そうに私の肩に頭を預けるだけ。




疲れて何もできないほどに、一ノ瀬くんが頑張ってるから。





「350円です」





コンビニで一葉ちゃんが好きだと言っていたチョコパフェを買ってみた。


普段はこんな豪華なスイーツ食べないけど、たまにはね。