突然の移動には涙がいるけど
好きに映る場合はいらないね

旅立つときの苛立ちや葛藤は
新天地には不向きで不必要だ

あの丘の上山頂の輝きにだけ
仰け反って立ち止まり輝きに

合図で始まった波の合間
適当な気持ちで横を見て

必ず戻りたくなる感情に
迎え入れる笑顔を並べて
経験と御託を図りで解き
嫌いになって泣いたって
それでも戻る価値がある
それは何色にも戻れない

色付いた春めき色なんて
暮れの蕾にも雷鳴が邪す
それを育てるまでは心を
落とす種色に似た手腕で

君だけしかいなかった刻
頷けるように輪郭で痺れ

揃えるんだーっ!!!