一心不乱-リクエストパート2

「朝焼け」

人とすれ違いのゾーンに
自分しか見えなくなる

うんざりしていた昨日に
出口を探し始めた今日の花

巨木を見に行った
手を当てて力が貰えることも信じた
救われた人もいたのかな

駅のアールにスキール音が鳴り響く
欠伸か電車のドアが緩ませた心

蒸し暑い空間よりも人混みを避けながら
欲張りな目は楽を探す

終電の匂いで起きてしまうさっき
手すりがマイペースを後押ししながら

誰が残したの
この光の先の道
昔の気配

すっとぼけたまま
君の選んだ道のり

字余りのままに余りにもよろけそうな
混雑に慣れるしかないかな

まるで心はあの頃のまま
朝焼けが映し出した
新鮮な空気をそっと吸い込んでは
意気揚々と歩きだす