「夢の跡地〜次の街へ〜」


いつもの風に当たり飽きてきたっていうアナウンス
それも毎日の出来事だからと変化を求めて
周りばかり見ていた欲張りの日々

鳥が飛び変化を齎してくれる可能性
出て行く事が決まった旅は思い出の復習

始めて来た頃から変わってない不便な事
何かが変わるまで待てないから
自分が先に変わると決めたいつもの橋

僕を大きくしてくれたあいつとの思い出
反射で光る建物の屋上に思い出

君と出会って僕は変わって
君を好きになって今なお隣にいる

進むけれど今日の雨が引き止める
君とまだやり残したことがあるのかな

流行りの物を二人で手に入れて
今日だけはそんな動きは虚しく感じ

少しずつ強くなる雨音

雨の匂いで悲しいことも思い出す事やめた

もう良いんだと思ってそっと閉じていく
慣れ親しんだ道を通う事

送迎会で振られた手を見つめながら
まるでここじゃないよって
そんな仕草にも見えてきた旅立ちの前段階

やり残したことはもう無いと懐かしさ
の輪郭だけをそっと映しながら

もう二度と戻ってこなくても

二人がそっと寄り添うことを笑顔に包まれて
君の背中を押してさよならとありがとう