「どっちもどっち」

確かめたその一足にもう夢も映らない
君しかいないって気が付いたその日から
薄くなっていった私の存在感

一方的に送り続ける言葉に虚しさを感じ
どういう言葉なら伝わるか鑑賞していた

そうそうと際立つ君の個性に羨ましくも
誇らしく眺めながら人を立てる人がいいんだ
って周りに言いふらしていた

鞄はだいぶ古くなった
靴も古くなった

君とお揃いが劣化した時間
君と私の違いがハッキリと見えた

また余計な話をする手間が省けたわ




リクエストありがとうございました。⁠
リクエスト内容は、私は私でした。

他の人は君へ、どのような影響を与えているんだろう。

ただひたすらに歩き、また君と交わっていく。