「君に背を向けて〜一方通行時間〜」


ありがとうごめんね
置かれた指輪は影を作らず

置き手紙って初めてだったから
ゆっくりと書き順を確かめた

拙いのは僕の方だったかな
色々と求めすぎて良いところも何もなかった

たまにの休日に集中力が切れるからって
誘いを断っていた

そういうのを求めてないのは分かった上での
少しだけ高値の一方的な贈り物

君が街の中に帰った日から予定されていた
終着点に見事に一切の遅れなく定着

暫くは要らないかなこういう感情は
頼もしさを失ったのは涙の向こう側

ありがとうごめんね

いい加減に目が冷めた3ヶ月の逃避行
視線が心が脳が君の事を必要としなくなった

恥じる気持ちも移ろう映像も
変なふうに考えるのも

これまた僕らしさなのだろう

君に背を向けるとは君の道から外れて
僕らしさを再発見する事なんだろう

やっと最後の最後に捨ててしまった
最後の君からの置き手紙と指輪

次があるのなら今度は背中で魅せるよ
新しい僕になるんだと

何度でも挑戦しておこう

君に背を向けて✕ラブポエム2の合作。
難しいリクエストかな。

リクエストありがとうございました。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。

リクエストを受けてから日が短かったので、少しだけ他のポエムを書き足してみたよ。

必ず訪れる別れの時、だからこそ想うこと経験したことは、将来に出会える大切な人に話せるように、毎日にそっと言い聞かせよう。