「初霜と談笑」
End more様へ

初めて君が緊張して電話越しの一人短距離走
ちょっと待ってて

生活感を感じる遠距離恋愛の優しい時間に
選ぶ言葉は何もなかった

昨日は昨日で夕日に涙して
書き綴った君だけのポエム

千羽鶴の折り方なんて知らない僕の出来る
君の人生に寄り添える折り目を付けるよ

僕らにしか分からない言葉で埋め尽くされる
ここからの二人時間へ

たった数十年のポエム生活を褒めてくれた
君住む街へ行ってきたぞ

何度も折り返しの電話で泣きながら過ごした
千羽鶴を見ながら

君が覚えてきた言葉を勝手に小さい世界で使い
ネットワークの可能性を信じていた

始まりなんて今もまだ説明できないけれど
僕のためにまた君は嘘を付いて
僕の事きらいって言ってくれたね

それもまた愛だけどその二人距離だと
弾けた恋はSparkにはなれないよ

一世一代の恋を無駄にはできなくて
それでも大切なものは背負えなくて

矛盾に矛盾を重ねた今の僕たちはまるで
初霜と談笑のよう
君のつまらない初霜の様な冗談?
僕は無理矢理にでも笑ってあげるから

また近くですれ違いながら暮らそうよ
また近くで口下手なお前の事を
笑い上戸にする僕がこの恋愛勝負
勝ちだからな

こんな不安定な気持ちのまま君を卒業出来ない
この気持こそ次の筆が向かう先
君との再会は僕を引き止める

今度は僕が君を引き止めるから
同じように戸惑うふりをして
再開した後には同じ会社の元同僚って
それもまた一興だねラブ