-翌日

ゆうかんに相談。

「えぇ〜⁉︎まじ⁉︎碧音くんそんなことしたの⁉︎大胆〜。」

「大胆、?てか、怖いよ〜。助けて〜。」

「今回は助けれないね。だって、碧音くんが勇気だしたんだもん!」

? 全然わかんない…。

なんで、ゆうかんがわかんの!怖い〜…。

そして、驚くほど早く時間が過ぎた。

気づいた頃にはもう放課後。

「美夜、がんば!あたしは千歌(ちか)と帰るね〜!」

あははっ、と笑って千歌ちゃんと行っちゃった。

はぁ、いやだぁ。やだやだやだやだ。

「やっほ。美夜ちゃん。」

「あ、碧音先輩!こんにちは。」

「こんにちは。さっそく帰ろうか。」

「はい!先輩のとこ行きますか?」

「ううん、僕が行くから待ってて。」

こくりとうなずいて、一度別れる。

緊張じだぁ。

私自転車じゃなくて歩きだから、別れなくてよかったのに…。

まぁ、しょうがないか…。

「ごめん。あ、自転車じゃないの?僕もなんだけど 笑」

「なんか、時間取る方法ないかなって私も考えてました。なんかごめんなさい。」

「こっちこそごめん。僕も時間取る方法考えてた。じゃあ、行こっか。」

「はい。」

沈黙が流れる。気まずい…。

「美夜ちゃんって家どこ?」

「あ、えっと…。」

やばい、もう少しで着く。

どうしよー!

「送ってくよ?」

「その、ここです…。」

見慣れたレンガの家。

では、と言おうとしたら、

「あそこの公園行かない?」

え?公園、?

「いいです、けど。」

「ありがとう。」

そして、沈黙。

なんで、わざわざ公園に?

ただでさえ、緊張するのに。

公園に着くと、碧音先輩が近くのベンチにカバンを置いた。

その流れで私も置く。

「美夜ちゃん、今日は言いたいことがあります。」

「…。」

「わかってたかもしれないけど、運動会の時からずっと好きでした。付き合ってください。」

…え、?付き合う?ウソでしょ。

「美夜ちゃん、どう、ですか?」

「私でよければ、喜んで…!」

思わず言ってしまった。すると、

「え、嘘。付き合ってくれるの?」

「はい…っ。」

「本当⁉︎ありがとう!これからよろしくね。」

「こちらこそよろしくお願いします…!」