10分して

綺羅「朔良様入りますよ?」
朔良「いいよー」

綺羅が入ってくる

綺羅「恵美、久しぶり。俺のこと忘れちゃった?」
恵美「えっ・・・綺羅?何でいるの?朔良は何か知ってるの?」
綺羅「覚えててくれたんだね。説明すると・・・」((朔良の方を見る
朔良「いいよ。話して」
綺羅「分かりました。朔良様。そして、恵美。ちゃんと説明するから聞いててくれ。」
恵美「分かった。」
綺羅「恵美の母親の事があってから防ぎ込んでることは知ってる。恵美の今のお義母さんからひどい仕打ちを受けてることも知ってる。でも、恵美が話したくないなら何も言わなくていいが、恵美は1人じゃないってのは覚えておいて?後、ここで働いてるのは、なんだ。恵美の婚約者兼許嫁として、それと恵美の会社の跡取りになったときに迷惑が掛からないように修行中の身で頑張ってる最中なんだ。恵美、こんな重い奴嫌いになったか?」
恵美「なるわけない!ずっと、綺羅がいなくて相談しようにも綺羅は家にいなくて、連絡先交換もしてなかったから、何もできなくて・・・」
綺羅「ごめん。恵美のお義母さんに聞いたら、携帯電話持たせてないと言われて、連絡できなかった。でも、学校は知ってたから行けたんだけどな・・・何か人間違いしたら嫌だという羞恥心からなってしまった。本当にごめん。」
恵美「もう、大丈夫。綺羅にこうして会えたもん!」
朔良「だからあの時、宮野崎綺羅っていう人知ってるって言ったら恵美はどうする?って聞いたのに、恵美は遠慮したんだよ?」
恵美「ごめん・・・綺羅が朔良のとこで働いてるなんて知らなくて、噂では聞いてたんだ。どこかのお屋敷で大学行きながら、働いているってことは小耳に挟んだの。だから、知ってたの。だから、綺羅は悪くないし私が、拒否ってただけだから・・・だから、二人とも謝らないで?」
綺羅「分かった。謝らない。だけど、恵美のお義母さんにだけ言わせてほしいことがある。言わせてもらっても良いか?叔父さんには会社で話すからさ」
朔良「私も言わせてほしい・・・」
恵美「分かった。いいよ。綺羅だって言いたいことあるだろうし、さくらだって言いたいことあるなら、私は何も反対したりしないし反抗したりもしない。だから、言っていいよ?だって、綺羅や朔良が守ってくれるでしょ?」
二人「当たり前!」
恵美「二人ともありがとう!」
朔良「今から行こう!」
綺羅「そうだな!速い方が良いと思う。」
恵美「分かった。じゃ、今から行こう?」
二人「うん。」

((綺羅が運転する車に乗り込む


恵美の家に向かうこと15分