「…それも聞いてたのか…。
 でもそれは…たしかに『うん』って言ったけど…
 あの後、『でも、俺には夕衣しか
 考えられねぇから』って…言ったんだ。
 …俺が悪いよな…。
 優奈に、思わせぶりな態度とって…」




…てか…全部夕衣の勘違い!?




「あはは…そうなんだ…笑」




もはや苦笑いしかできないあたし。






「…行ってあげなよ?」




あたしは笑って言った。




「……おう!」





そう言って、美村は教室を出て言った…。





なんだかんだ言って、多分別れないよね、あの2人。





何の根拠もないのに…





なんでかそう思ったんだ…。