「俺になんか飲み物買って来いよ」



俺は、偉そうに言った。


「………え??」




「分かったな?夕衣!」



初めて喋ったけど、俺は呼び捨てにした。



夕衣は、ゆっくり頷いて、自動販売機の方に走って行った。





「えっと………どうぞ」




数分後、夕衣が6本の飲み物を持って来た。




あ、カフェ・オレ…



「俺、カフェ・オレな。
 お前、俺のパシリ決定♪」




「は…はぁ!???」








これが俺らの出逢い。





夕衣が、俺の初恋だった…