―その時
校長の言葉が耳に入った。
「あなた達は今日卒業します。
だけど…これはゴールじゃない。
高校生活のゴールと共に
夢へのスタートなんです。
夢に向かって、頑張って下さい。
最後に…ご卒業おめでとうございます」
校長はそう言って頭を下げた。
“夢へのスタート”…?
そうだよね。
これはおしまいなんじゃない。
あたし達は、ここからまた始まって行くんだ…。
あたしに人生は
大翔と共に歩んでいく。
その時、隣に座っていた大翔が
あたしに手を握りしめた。
あたしは、大翔の顔を見た。
そして、あたし達は意味深な笑みを交わした―…

