「…どういうこと?」 あたしは、震える声でそう言った。 「ん? 俺達、美村嫌いなんだわ。 だから、お前をおとりに おびき寄せて、ボコろうと思ってんの」 ロン毛の男が言った。 「なんでもペラペラ喋ってんじゃねーよ」 中村君が、冷静な口調で言った。 「ッ……」 涙があふれる。 …なんで?どうして??? 「でも、本当のことだよ。 美村は、お前を拉致したって言ったら 絶対来んじゃん?」 中村君が、笑いながら言った。 …そのために? そのために近づいて来たの? 最低……