初恋はヤンキーくんと





―着いたところは、校舎から少し離れている旧校舎だった。





ツタが茂っていて、少し傾いてる。




今は、使ってないけど…



いつからあったんだろう?




中村君は、その校舎の中に入ろうとした。




「…ここに大翔がいるの?」




あたしが聞くと、中村君は



「いるよ」




と、一言だけ答えた。



…なんでこんなところに?




薄暗くて、気持ち悪い…。





でも、ヤンキーの好きそうな場所だけど。




中村君は、3-Bと書かれた教室に入った。



「…大翔―…」




名前を呼んだ瞬間…




バキッ…



あたしは、何かで殴られた。




「―ッ…」



あたしは、気を失った―…