「森川さ~ん」




その時、後ろから名前を呼ばれた。



助かったぁ~…



そう思い、振り返ると…




そこにいたのは、クラスの女子数人だった。




「…な、何…?」



3年になったばっかりの時、



『美村君カッコよくない?』



『本当だ~』



『付き合ってくんないかなぁ~♪』



とか言って騒いでた人たちだ…。




もしかして…



あたしと大翔が付き合ってるって


知らないのかなぁ??



「ちょっといいかなぁ??」




「え…うん…」




久しぶりだな、この展開…。




めんどくさ……