初恋はヤンキーくんと






―駅前の大時計の下…




やっぱり、大翔はいなかった。



「…あはっ…いないじゃん…。
 …なんで来たんだろ…あたし…」



思わず、そう呟いた。




周りの人は、みんなカップルだった。




こんなに寒いのに、

みんな暖かそうだった。




涙が零れおちた。




だって…



やっぱり好きだなって…



実感しちゃったから。




「ッ…大翔ぉ…」




あんなに酷いこと言ったのに



もう、大翔を好きって言う資格なんかないのに




大翔が好きで好きで…




もう1度…抱きしめてほしいよ…