「ひ~ろとッ♪お弁当一緒に食べよっ!」



あたしはそう言って、いつも通り大翔に駆け寄った。





もう、夕衣ちゃんと大翔が別れて



1ヶ月とちょっとが経った。


あの2人は全く話さないし、


今、大翔に一番近いのはあたしじゃない?



大翔が手に入るのも、もうちょっと♪




昔から、大好きで、




大翔に一番近いのはあたしだって思ってた。




―だけど…




大翔は、いつも夕衣ちゃんを見てた。




それが、苦しかった。





本当に最低なことしてるって、分かってる。






…だけど―――…





ゴメンね、夕衣ちゃん。




この想いは、止められないんだ♪