愛は紗㮈ちゃんがこのバーに初めて来た日人手が足りない
俺の手伝いをしに来てくれていた

カウンターに座った紗㮈ちゃんを見て
カウンターに居た男性のお客様を避けて座ったように見え
愛が注文のため声をかけた
愛は笑顔で対応していたが紗㮈ちゃんはその日一度も笑顔を見せてくれなかった

それから愛は紗㮈ちゃんが気になり毎日店に顔を出すようになった
紗㮈ちゃんは何度か店に足を運んでくれるようになり
愛と会話をするときは笑顔を見せるようになってきていた

だんだんと自然な笑顔を見せてくれるようになってきた頃
俺とも話が自然とできるようになり
恭弥とも出会った