この想い

恭弥「殴られる覚悟はできています。ただ、紗㮈を諦める気はありません。」

恭弥は紗㮈のことを本当に好きなんだろう。
それは昔から恭弥を知ってるんだ。解っている
ただ、俺は紗㮈の方が大切だから
紗㮈に幸せになってほしいから、勝手だが恭駕のことは話す。

瑛朔「紗㮈は去年9月に倒れて病院に運ばれた。そこで妊娠していることがわかりもう離れて暮らせないと思いこっちに連れ帰った。倒れたあとしばらくはこの組の人間にも俺たちにさえ距離を置き何も話そうとはしなかった。でも、子どもは産むと、きかなくてな。俺たちもおろせと言う気は無かったが、誰の子なのかそこが知りたかった。そしてその紗㮈の相手が恭弥お前だと今日わかったよ。なんで、紗㮈をあんなになるまで1人にした。なんで、紗㮈を」

華「あなた、落ち着いて。あの時期だったら恭弥くんにも事情があったでしょう。紗㮈ちゃんに何も言わず1人にしたことは私も許さない。でも、事情があることもわかる。だから落ち着いて?」