この想い

〜恭弥〜

龍「紗㮈!!!」

俺は今何を見せられてるんだ?
椿樹組の組長が大切に隠して育ててきたお姫様がいるのは俺たちの中でも有名な話だった
ただ、そのお姫様だと言われて今目の前にいるのは俺の探していた紗㮈だ。
それに、なんで龍に抱きしめられているんだ?

俺の頭の中は混乱して動けずにいた
何分経ったのか何十分経ったのか分からず。
ただぼーっと2人のやりとりを見ていた

龍「紗㮈、大丈夫。大丈夫だよ〜ここに怖い人はいない。紗㮈に何かする人はいないよ。大丈夫。安心して、俺もいるから」

瑛朔「紗㮈、大丈夫か?落ち着いたか?おいで」