夕方武井さんに送ってもらいマンションまで帰った。
別れ際に
「あいつのことは、長い付き合いだから俺は分かっているつもりだけど…心配なことや聞きたいことがあれば俺に連絡ちょうだい。」
そう言って肩をポンと軽く叩いて慰めてくれた武井さん。本当にいい人だな、と思った。
母親が夜勤で留守の今夜。一人で寂しいような気もするが、誰かに気を使って平気なふりをする必要がなくてほっとしている。
食欲は無いが喉の乾きを覚えふと紅茶を飲みたくなった。
湯沸かしケトルでお湯をわかしかける。
紅茶の葉をティーポットにセットしているとふとあの時の記憶が甦ってきた。
初めて触れた口唇…気持ちが通じ会えた、と思っていたのに…
「私の独りよがりだったんだね…。」
そう呟くと虚しさで心の中が真っ暗になってしまった気がした。
カズくんは私の希望の光だった。
その光は間違いなく真っ直ぐの明るい未来に繋がっていると思っていたのに…
もうさすがに枯れてしまったと思っていた涙がポトリとティーカップの中に落ちた。
ピンポーン
思いがけずインターフォンが鳴りビックッと肩を揺らす。
(誰?)
時計を見ると夜の8時。遅すぎる時間では無いもののこんな時間に訪ねてくる人に心当たりは無い。
(宅配業者かしら…)
そう思いながらインターフォンの画面を見て思わず息を飲んだ。
「…えっ!?」
別れ際に
「あいつのことは、長い付き合いだから俺は分かっているつもりだけど…心配なことや聞きたいことがあれば俺に連絡ちょうだい。」
そう言って肩をポンと軽く叩いて慰めてくれた武井さん。本当にいい人だな、と思った。
母親が夜勤で留守の今夜。一人で寂しいような気もするが、誰かに気を使って平気なふりをする必要がなくてほっとしている。
食欲は無いが喉の乾きを覚えふと紅茶を飲みたくなった。
湯沸かしケトルでお湯をわかしかける。
紅茶の葉をティーポットにセットしているとふとあの時の記憶が甦ってきた。
初めて触れた口唇…気持ちが通じ会えた、と思っていたのに…
「私の独りよがりだったんだね…。」
そう呟くと虚しさで心の中が真っ暗になってしまった気がした。
カズくんは私の希望の光だった。
その光は間違いなく真っ直ぐの明るい未来に繋がっていると思っていたのに…
もうさすがに枯れてしまったと思っていた涙がポトリとティーカップの中に落ちた。
ピンポーン
思いがけずインターフォンが鳴りビックッと肩を揺らす。
(誰?)
時計を見ると夜の8時。遅すぎる時間では無いもののこんな時間に訪ねてくる人に心当たりは無い。
(宅配業者かしら…)
そう思いながらインターフォンの画面を見て思わず息を飲んだ。
「…えっ!?」



