キッチンに立つ薫の横顔を見て、僕は行き先をリビングからキッチンに変更した。リビングのおチビちゃんを確認して、薫に声かけながら彼女の背後から腰に手をかけた。
首筋にキスを落として囁く
『薫、おはようのキスがまだだよ』
漏れそうになる声を必死で堪える彼女が可愛い。
「あん、、俊、、ダメよ~優人が見ちゃうから」

眼差しがゆっくりと僕の唇に上がり、身体を反転させた薫と甘くて長いキスを交わす。朝からとっても情熱的なキスに夢中になる。
「ふぅ…ん‥っ」
唇を離さずに、薫の身体が僕の正面に向くと、お皿を持った君の手が僕の首にまわされた。
僕は更に薫を深く求めながら、薫からお皿を奪い取る。

『愛してるよ、薫』
「私もよ、俊」

僕は薫の腰を持ってキッチンテーブルの上に乗せると、薫の瞳が笑っている。
互いの額をあわせて、微笑むと”ちゅっ”と額にキスをした。
薫の瞳が揺れていた。薫の脚を開かせ間に僕の身体を入り込ませる。
薫のうなじと腰を引き寄せると深くて濃厚なキスをした。
淫らな水音がキッチンに響き、薫のしなやかな腕が僕の首にしっかりと巻かれた。
求め合う僕たち、ここがベットだったら。

”何だか、足に違和感があった。
うん? 何かが僕のパジャマのズボンを引っ張ってる?”

薫のまわした腕の横から横目で下を確認した

『うわぁー! 優人!!! な・・なんで』

僕のパジャマのズボンに手をかけ、上を見上げていた。
そう、僕たちの濃厚なキスを覧ていたんだ。

「ぱぱ、だめ~ッ! ままは優くんのだよ!」
『ママは優くんのか? あはッ 参ったなぁ』

やっぱり小さな僕のライバルは手強い
薫が僕にまわしていた腕をほどくと、優人の目の高さに腰を落として、そして言った。

「優人もママにキスして!」
「ママ、だ~~い好き!チュッ」

僕のライバルは、僕に負けないぐらいのキスを、僕の薫にした。