「舞子、良く聞くんだ。実は片瀬くんは優人の父親なんだが、今でも薫は真実をずっと言えずにひとりで子供を育てている」
「な、なにを馬鹿な事を言うの? パパ、優人の父親が俊先生? 嘘よッ! 嘘に決まってるじゃない!お姉ちゃんが嘘をついてるんだわ! だってあの子はレイプされて出来た子でしょ」
そんな言い方をした舞子を母親が戒める
「舞子!あなたは何て酷い事を口にするの!! 優人は薫さんと片瀬先生の子供なのよ。そんなこと、親の私たちが一番気にかけてる事なのに、それなのに舞子がそんな風に思っていたなんて、、」
母がそう私に言うと、目の前で泣き崩れた。
「・・嘘・・・信じられないわ」



