僕の隣で眠る薫をずっとみつめていた
薫の髪を優しく触れて、、突然に 薫がパチリと瞳を開けた
「あっ!どうしよう!!」
その焦りように 僕は理由を聞いた
『どうしたんだ? 何?』
「優人を、、子供を人に預けてて」
『子供? ああ、そうか、』
どんな表情をしたら良いのかわからず、曖昧に笑ってしまう
薫がベットから離れて、裸の身体にシーツを巻き付けるとシャワールームに消えた
僕はその後姿を じっと見ていた
”子供か、現実的な言葉に何も答えてあげれなかった”
衣服を整えた薫が、ドレッサーの前で僕に外されたイヤリングをつけていた
僕はベットで起き上がり座ると薫に言った
『ねぇ、薫、こっちに来て』
「ん?なに?」
薫は 僕の方を見て ゆっくりとベットに近づく
僕は彼女に手を差し出した
彼女が僕の手をゆっくり握ってくる。
そして 僕は 彼女を引っ張ると 彼女をベットに倒した
「きゃ」
薫が小さく声をあげた。そして彼女の上から組み敷く僕の瞳を見上げた
「驚いたじゃない、もう行かなきゃ」
『薫、君を帰したくない。帰らないで』
「俊・・・」



