可愛い2人の恋愛初心者





それから2年C組は連日女子が詰めかけていた。

もちろん目的は結城くんなのだが、他の男子たちも廊下から名前を呼ばれている。

芽衣情報だと、C組はイケメン揃いだと噂になってるらしく、C組男子たちのファンクラブなるものが次々とできているらしい。




「イケメンたちと同じクラスなのは嬉しいけど、毎日毎日あの歓声を聞くのはちょっとしんどくなってきた。」

特にお昼の時間帯は殺到するので、最近は芽衣と2人で中庭に来ている。

中庭にあるテーブルに座って疲れたように肘をついている芽衣



「大変じゃないのかな。さすがにあそこまでいくと色々面倒じゃない?」

「そうだねー。でもやっぱり嬉しいでしょ。だってアイドルみたいなもんだし。」

「それは確かに。…芽衣は良い人いないの?」

「んー、まだピンとは来ないねぇ。」


そう言う芽衣は男子によく話しかけられてる。
可愛いし明るいから人気がある。

男子が芽衣と話して嬉しそうにしてるのを何度も見かけた。



「美奈は?どう?」

「どう、って言われても…。」


私の苦笑いで察した芽衣は「まあ、まだ分かんないよね。」と同意してくれた。


少しだけ男子に対して苦手意識がある私
中学の頃からショートだった私は、男子に『男が女の格好してる!』と何回も言われたことがある。

その言葉が思った以上に刺さり、男子とあまり口をきかなくなった。


芽衣は『美奈が可愛いからってからかうな!そんな男はモテないよ!』と男子たちに言って私を庇ってくれてた。