「はぁ…辛くなってきた…。」
芽衣が足を止めて辛そうな顔をしている。
「大丈夫?リュック持とうか?」
「ちょっと詰め込みすぎたかもー。」
「……お菓子?」
「お菓子もだけど、メイク道具にアイロンとか?」
「……リュック持つよ。」
「良いの?本当重いよ?」
「大丈夫大丈夫。」
「ありがとう!」
芽衣から受け取ったリュックはずしっとしていて、…これは重いよ。と苦笑いする。
あいにく私のリュックは芽衣の半分の重さで、それが女子力の差を物語っているようで少し悲しくなる。
芽衣のリュックを背に、自分のは右手に持つ。
先頭を歩いてた女子2人と男子2人も疲れ始めたのか、いつの間にか私たちの後ろを歩いている。
逆に健くんたちが前にいて、どんどん歩いている。
追い越す度に女子たちに歓声を上げられながら、爽やかな笑みと共に進んでいく。
「ちょっ、美奈、私、もう無理…。」
「大丈夫?」
「美奈は先行って。好きでしょ、こういうの。」
「うん。…みんなと一緒にゆっくり来てね。無理しないで。」
ひらひらと手を振る芽衣は後ろの4人と休憩を始める。
たぶんもうすぐで頂上だとは思うんだけど…。
あちこちで主に女子が休憩している姿が見える。
前の2人はペースが落ちないまま穏やかに進んでいる。
時折笑い合う声も聞こえ、楽しそうだった。


