「きゃあーーーーーっ!!」

私は叫びながら、地上に真っ逆さまに落ちていった。
ドン…

鈍い音をたたて地面にぶつかった。

「なに…?お前。」

頭の上で声がする。


それは明らかに男の子の
声だった。

「あ…。」

「立てんの?…つーか見たこと無い格好。」

この人、私が見えてる…?ってことは、この人が…

「私、ティア!
エンジェルズ エッグっていう、天使なの!!」



「は…?言ってる意味がわかんないんだけど…。」


そりゃ当たり前だ。

普通の人間にいきなり"天使だ"と言っても、一回でわかる人などいない。