「え?え?」

私は今、困ってます。なぜかって?

なんか急にトイレに行ってた一華が走ってきた。

そして

「急いで来て!!!!!」

って言って手を引かれたんだよね!!

そして今に至(イタ)ります…

「え、そこ関わりあったの?!?!」

「乃々花さんいいなあ〜」

なんて声が聞こえてくる。目立ちたくないなぁ…

「君が宮本乃々花さん?」

とおっとりとした人が聞いてきた。

「あ、はい!宮本乃々花です!」

と、とっさに大きな声を出してしまった。

「ふーん…」

そんなに上から下まで見られると恥ずかしいんだけど…

「おい、ここじゃアレだから場所変えるぞ」

「あ、くーちゃんヤキモチ妬いてるw」

「妬いてねぇから。早く行くぞ」

「え、あ、はい」

私は言われたとおりに後ろに着いてゆく。

うう、周りからの視線が痛いよ…

「ちょっ、速い…」

私は想像以上に歩くのが速い2人を小走りで追いかける。

「はあ、お前トロすぎ」

「へ?」

グッ

ふと手を引かれる。

「え、え?」

「とりあえず黙っとけよ」

「あ、はい」

引かれるがままついていくと………