君の甘い匂いは、まるで誘惑




「…常連さんだけの秘密です。」



なんて、私は口に人差し指をあてて、お客さんに言う。



「…じゃあ、常連客になったら教えてくれる?」



「…それはもちろん。」



「ん、」



なんて、言われてこの会話は、終了。

…なんだったんだろう?



「あっ、ご注文はお決まりでしょうか?」