「僕の何が悪いっていうんだ!」
「全てが。
あなたは民に寄り添うこともなければ、己に割り振られた公務すら熱心にこなしてこなかった。怠惰で、能力的にも劣るローガン様が王太子でいらっしゃるなんて、神に対する冒涜ですわ。そう思って、わたくしはあなたを変えるための努力をしてきましたけれど、全く効果がありませんでしたの。
それに、殿下だって元々わたくしのことを気に入っていらっしゃらなかったでしょう? あなたのタイプじゃございませんものね。
ですから、あなたとの婚約を穏便に解消できるよう、取り計らっただけなのですわ」
睨み合う二人を前に、心臓がドキドキと鳴り響く。
だけど、これは。
この胸の高鳴りは。
幻滅しているというより、寧ろ――――興奮している?
「全てが。
あなたは民に寄り添うこともなければ、己に割り振られた公務すら熱心にこなしてこなかった。怠惰で、能力的にも劣るローガン様が王太子でいらっしゃるなんて、神に対する冒涜ですわ。そう思って、わたくしはあなたを変えるための努力をしてきましたけれど、全く効果がありませんでしたの。
それに、殿下だって元々わたくしのことを気に入っていらっしゃらなかったでしょう? あなたのタイプじゃございませんものね。
ですから、あなたとの婚約を穏便に解消できるよう、取り計らっただけなのですわ」
睨み合う二人を前に、心臓がドキドキと鳴り響く。
だけど、これは。
この胸の高鳴りは。
幻滅しているというより、寧ろ――――興奮している?



