「ジェイデン、その女から離れるんだ!」
煌びやかな夜会会場に響き渡る声。
人波を掻き分けながら、兄上が俺達の前へと歩み出た。
「兄上……このような場で、一体なにを言いだすんです?」
今や、会場の注目は完全に俺達へと集まってしまっている。皆に楽しんでもらうために開かれた夜会。王家が主催とはいえ、このような形で私物化して良い筈がない。
「話があるなら別室で。ひとまずこの場を離れましょう」
「駄目だ! 今から話すことは、ここに居る皆が知るべきだ。清らかと謳われる聖女エルビナの――――この女の恐るべき本性を! その女は聖女の皮を被った悪魔だ!」
勝ち誇ったように笑いながら、兄上は俺達への距離を詰める。俺はエルビナを庇いつつ、兄上へと向き直った。
煌びやかな夜会会場に響き渡る声。
人波を掻き分けながら、兄上が俺達の前へと歩み出た。
「兄上……このような場で、一体なにを言いだすんです?」
今や、会場の注目は完全に俺達へと集まってしまっている。皆に楽しんでもらうために開かれた夜会。王家が主催とはいえ、このような形で私物化して良い筈がない。
「話があるなら別室で。ひとまずこの場を離れましょう」
「駄目だ! 今から話すことは、ここに居る皆が知るべきだ。清らかと謳われる聖女エルビナの――――この女の恐るべき本性を! その女は聖女の皮を被った悪魔だ!」
勝ち誇ったように笑いながら、兄上は俺達への距離を詰める。俺はエルビナを庇いつつ、兄上へと向き直った。



