【コミカライズ】それの何がいけませんの?

「ジェイデン」





 その時だった。兄上が背後から俺を呼び止める。

 お互い今は、側近たちが付いていない。きっと二人きりで話がしたかったのだろう。





「兄上、俺に何の御用ですか?」



「その……エルビナのことなんだが」





 内心ドキッとしつつ、俺は兄上を見遣る。

 兄上ときちんと話をするのは、エルビナとの婚約解消以来はじめてのことだ。兄上がエルビナを傷つけた理由、その経緯については知っておきたい。





「お前は――――――あの女と上手くやれているのか?」



「それは……どういう意味ですか?」





 上手くやれている? 

 言っている意味が分からない。首を捻った俺を、兄上は真剣な表情で見つめた。