この街で君を拾う

「はいはい、ごめんごめん」

「お詫びに今日も一緒にアイス食べよ」

「そんなでいいなら、よろこんで」

2人でご馳走様して、食器の後片付けをした。

ベランダに出て、大きめのビニール袋を敷いて、並んで座った。

昨日とは違うアイスを食べながら星を見た。

「月も星も、よく見えるね」

「そうだねぇ」

酔いが覚めてしまい、会話が進まなくなってしまった。

ただ黙ってアイスを食べる。

「そうだ、日和に相談なんだけど」

「なぁに?」

「俺、この近くで働けるとこあればいいなと思ってて」

「どんな仕事したいの?」

「特にこれといって希望もないんだけどね〜」

「じゃあ、今度職業安定所行ってみる?」

「そうしようかな。場所教えてね」

「うん、一緒に探そ!」



ということで、2人で職業安定所までやってきた。

「結構色んな求人出てんだね〜」

「種類多すぎて絞れないな〜」