この街で君を拾う

「え、ほんとに?!全然いいよ、有難う!何作ってくれたの?」

「カレーライス!」

コンロにのっている鍋の蓋をあけてみた。

「はぁ〜、お腹すいたぁ」

「さ、ご飯にしよ!…って、米炊いてない…」

「じゃあまたお米炊いてる間にお風呂すませちゃおっか」

今日は私が先にシャワーを浴びた。

お風呂場から出て、タオルを体に巻いたままドライヤーで髪の毛を乾かす。

「日和、髪乾かしてあげる…って、」

「ひゅ、日向…?!!」

「ご、ごめん!!!」

体のほとんどをきちんと隠してはいたが、恥ずかしいことには変わりない。

いつもの癖って、急にはやめられない。

髪を乾かして、パジャマをちゃんと着てから、リビングに向かった。

「さ、さっきはごめんね」

「ううん、今度は服着てからにします」

「じゃあ俺もお風呂頂いてきます」

「はい」

あぁ、気まずいよぉ。

あんな格好見られたなんて、もうお嫁に行けない。