「ごめん待たせて。お腹空いたでしょ?なんか作るね。」



とそのままキッチンに立つ難波さんに声を掛けた。



「お腹は空いてません。なので話しの続きを…。」


「…ん。分かった。」



手だけを洗い、側までやって来た難波さんにドキドキする。



「僕の何を聞きたい?」


「……波瑠さんのことです。幼馴染なんですよね?」


「それも煌から聞いたんだ?じゃ別れた理由も聞いてるのかな?」


「…はい。でも、引きずってたって……今でも好きなんですか?」


「あぁ、そこまで知ってるんだ?…確かに別れた当時は引きずってた。喧嘩別れじゃなかったからね。」



…じゃやっぱり今でも…?



「でも、もう波瑠のことは好きじゃない。」



なんて言われても信じれない。


だって難波さんは年下に興味なかったんだもん。わたしは難波さんの10個も下だよ?眼中にもないはずだ。