「あの人…月みたいな人だね。」 香織は一瞬ハテナを浮かべて 私の目の先を追った後 「あの人って、朔夜君?」 「…うん。なんでも見透かされてる気がする。」 実際に、何回も見透かされたしね。 「ハハハ!確かに!!まさに月っ!!って感じだね!!」 「うん。だから、夜が似合うんだよ…」