エイミー「とりあえず、卵巣にできる腫瘍を四つほど紹介するね」

漿液性のう腫……思春期以降、年齢を問わず卵巣のう腫で最も多いタイプ。卵巣から分泌される液がたまったもの。

粘液性のう腫……閉経後の女性に多いゼラチン常の粘液がたまったもの。肥大し、かなり大きくなる。

皮様性のう腫……二十代〜三十代の女性に多い。人体の元となる胚細胞にできるもので、歯や毛髪などの組織が含まれたドロドロとした物質がたまる。両方の卵巣にできることもある。

チョコレートのう腫……二十代〜三十代の女性に多い。子宮内膜症が卵巣内に発生したもの。月経のたびに出血した血液がたまり、のう腫が作られる。

エイミー「最初は自覚症状がないけど、進行してのう腫が大きくなると外から触れてわかったり、腹痛や腰痛があったりするよ。とにかく異変があったら、早く病院へ行くこと!あとは定期的な検診も受けること!」

イヅナ「なるほど……」

ツヤ「病院の予約をしておこう」