それから、夏休みの間いられるだけ桜龍の
倉庫にいた。
倉庫にいてくれた方が、みんなも護衛するのに
助かるって言ってたし、何より家に帰りたく
ないから。
誰もいない家という名の箱。
ご飯は、家政婦さんが作ってくれた冷めた
ご飯。
相変わらず、仲の悪い両親。
もう、うんざり。
この間なんか、帰るタイミングが二人合って
しまって夫婦喧嘩してたっけ。
そんなに仲が悪いなら離婚すればいいのに。
そんなこんながあって、今日も朝から晩まで
桜龍の倉庫にいた。
桜龍の倉庫はとても温かい場所だった。
色々と気にかけてくれる幹部のみんな。
私が暇にしてると、遊ぼうと言って
遊んでくれる下の子達。
朝から晩まで倉庫に入れるのが本当に幸せ
だった。
でも、そんな生活も後一週間で終わり。
後一週間したら、学校が始まる。
ずっとこの時間が続けばいいのに。
そんなことを考えていた夏の終わりのある日、
雅がみんなを集めた。
みんな、何があるのかとソワソワしていた。

